雨の日の釣りでよく起こるトラブルとして、振り出した鮎竿が抜けなくなることがあります。わたしは過去2度ほど現場で竿が抜けなくなり、下記の2と4の合わせ技で抜いてことなきを得たことがあります!雨の日に釣りに行くなら一応準備しておくといいものまとめです!
なぜ竿は固着するの?
雨の日に竿を振り出すと、雨が潤滑の役割を果たし、通常より少しだけ竿が伸びてしまうことがあります。これだけではないとは思いますが雨の日に竿の固着が起こることは圧倒的に多い気がします。
また砂を噛んでいるような場合は竿に大きな傷が着くことがあります。伸ばした時にガリっとした手応えがあるようなら、その時にすぐにそっと縮めましょう。
砂噛みは流し竿などでも起こる危険性があります、川の水には絶対に砂が含まれているものです。出来れば仕掛けの長さを修正する時に流し竿をするのは控えたいところです。
他の釣りならいざ知らず、鮎竿の固着は「畳まないと車に積めない」「よって家に帰れない(その場所を動けない)」などのトラブルになってしまいます。
今回は、固着の解決方法として、いくつかのお役立ち商品を紹介しながら竿を抜く方法を提案します。
まずは試す順番通りに
ゴム手袋
コンビニで売っている引っ越し作業用のショウワグローブ、これは一押しアイテムです。力が入りやすくゴムのグリップもかなり強いです。
また素手よりは医療用のゴム手袋でも持っていれば、これを使用することで、竿をひねる際に必要な力を効果的にかけることができます。
できるだけ固着した節に近い部分を回すようにしましょう。離れた部分を回すと竿はねじれに弱いことから、最悪折れる可能性があります。
このグローブは使い捨ての割によくグリップするし、応急手当にも使いやすい。草むしりや洗車などの作業にも使えます。
後述の何重にもまいて竿を太くして竿に力をかける際にも使えますので車に一箱乗せておくと何かと便利です。
冷却剤
竿の固着を解消する方法の一つに、竿の材料自体を収縮させる目的での冷却という手段があります。
方法として保冷剤を使用して固着した部分を冷やすと抜けることがあります。ただし、氷などで冷やすと水が砂の間に入り込み、より強固な固着を招くことがあるため、水分を含まないもので冷やすよう注意が必要です。
こちらはいつでも瞬間的によく冷やせるので載せておく価値あり!!捻挫や熱中症などにも使える。
コールドスプレー
車内に積んでいるコールドスプレーを使用して、友人の竿が抜けなくなった際に冷やして一瞬で抜けたことがあります。薬局で600円前後で販売されているので、車に常備しておくと良いでしょう。ただし、保管する車内が暑くなると爆発等の危険が少なからずあるため、直射日光を避けたシート下に保管するなどの工夫が必要です。
わたしは応急処置用品などと一緒に簡単なバッグに入れてシート下に置いていますがトラブルになったことはないです。
これらの方法を組み合わせて使用することもできます。例えば、冷やした後にゴム手袋を使って回すと、より回しやすくなります。
竿自体を太くする
紙やゴム板、100円ショップで売っている滑り止めマットなどを使って竿を巻き、全体に均等に力をかけてゆっくり回す方法もあります。100円ショップの滑り止めシートは車内に常備しておくと便利です。
やってはいけない方法
乾かそうとして温める
温めると竿が膨張し、固着が進む可能性があります。ただし、ドライヤーで水分を飛ばして、十分に冷やしてから回す方法は有効な場合もあります。
自宅にうまく持って帰れて対応する時間が十分にあるときに試してみても良いでしょう。
上からゴムハンマーで叩く
衝撃で外す方法ですが、力技になります。意外にもネットにも情報も多くこれで抜けた人も多いでしょうから、ポピュラーな方法だと考えられています。
ただそれは十分な作業スペースや時間に余裕を持って対応できる時だけです。現場が雨天の場合や安全に作業できない場合は避けたほうが良いです。
上下にゴムの当て板をして垂直方法に上から叩くということが必要ですので鮎竿の場合現場でやるのは難しいばかりか、斜めに叩いてしまったりすると取り返しがつかなくなることがあります。
また、細く節の長い鮎竿では強く叩きすぎて、たわみから竿を折ってしまうこともがあるので釣具メーカーでも行わないと聞いたことがあります。
どうしてもというなら、他の方法を試してから最後の手段として行うべきです。
まとめ
釣り場で竿が縮められないと帰宅できない可能性もありますので、対応には十分注意が必要です。
無理をせず、まずはゴム手袋で回し、それでもだめなら保冷剤で冷やすなど、その両方の合わせ技で対応する、といった冷静に対処することが大切です。
雨の日に釣りをする際は、念の為に保冷剤、コールドスプレー、ゴム手袋を車内に常備しておくと良いでしょう。
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