鮎釣りに必ず必要!なのがこの偏光レンズ!です。鮎釣りの人は必ずと言っていいほどサングラスをしていますよね。これは見た目とかの問題ではなく日差しから目を守ると言う理由のほかに「水中を見る=鮎を見つける」と言う役割があるからなんです。そんなの知ってるって?そうですか、あなたは偏光レンズの何を知っていると言うのですか?もう偏光を異常なほど知り尽くしたマッチャンがお送りする偏光レンズ特集全2回を熟読して釣果をどんどん上げてください!
偏光レンズとは
偏光レンズとは本体に挟まれた厚さ0.03mmほどの特殊なフィルムによって反射光をカットする色付きレンズのことです。普通のサングラスは、眩しさを軽減することしかできず反射光をカットすることはできない。そこが偏光レンズとの大きな違いになります。
鮎釣りでは魚を見つけたり、石色を見るなど水面の反射光の下の水中の状況を判断して釣りを展開するため偏光レンズはなくてはならないものです。
TALEXとの出会い
「タレックス」は幕末から続く眼鏡レンズ発祥の地、田島町(大阪)で生まれたレンズ屋で40年以上の間、改良を加え続けTALEX独自に開発した高性能雑光カットフィルターを使用し、最終仕上げまでの全工程60%以上を手作りしている世界で唯一の偏光レンズ専門メーカーです。「本当のサングラスをかけたことがありますか?」の謳い文句通り見え方の質を追求する姿勢は素晴らしいものがあります。
私が釣りを本格的にはじめた20年くらい前に「いつかはタレックス」と思いつつ高嶺の花であったタレックスレンズ。
今から15年程前に「トゥルービュー」というカラーを手に入れたのが始まりで以降タレックス信者として十数本のタレックスレンズを渡り歩いてきました。
TALEX所持カラー
今所持しているのは
TRUEVIEW→レイバンRB3362
TRUEVIEW SPORTS→オークリー フロッグスキン
MASTER BLUE→Zeal Feiz
LUSTER ORANGE→ Zeal Feiz
EASE GREEN→ Zeal Aveng elf
ACTION COPPER→オークリーアイジャケット
DEEP GRAY→オークリー モンスタードッグ
の7カラー。
私はマラソンやウルトラマラソン、山の中の160kmの山岳レースなども走るのでTRUEVIEW SPORTSのフロッグスキンは走るときに使用、
TRUEVIEWのレイバンは運転時に使用、
海釣りにはMASTER BLUEとDEEP GRAY、
鮎釣りにはLUSTER ORANGEを中心にEASE GREENやACTION COPPERを使っています。
サングラスはケースに入れよう!
持ち運び用はハードケースに1本づつ入れています。
PolaWing-spXとは
レンズメーカーのコンベックスが2004年にPolaWingシリーズを発売し、2009年に「全種類偏光度99%OVER」を謳い文句に14種類のレンズをカラー一新して発売したのがPolaWing-spXです。
「とにかく明るい」と評判でいつかは手にしてみたいと思いつつタレックス一辺倒であったのといつも行く眼鏡屋「日本メガネ」に置いてなかったので使ったことがありませんでした。
日本メガネさんは私が全幅の信頼を置く眼鏡屋さんです。ものすごいフィッティング技術と知識を持った全国からお客さんが来る府中の眼鏡屋さんです。最近「日本メガネ」さんでもコンベックスの見本を置くようになり益々気になっていたところにこの話が舞い込んできたのでした。
PolaWing-spX試供品モニターに
FBの「鮎釣りGo」というコミュニティでコンベックスの試供品モニターをさせていただけるとのことで偏光オタクとしては「ぜひ!!」とこのモニター条件をゲットしたのでした。
写真一挙公開
撮影条件
iPhoneなどで撮影すると全て補正が自動的にかかってしまうので、一眼レフで撮影、しぼり、シャッタースピードを固定として出来るだけ裸眼での見え方に近い写り方で撮影し、偏光レンズをカメラのレンズの前に当てて撮影した。
【撮影条件】
Body:Canon EOS7D
Lens:Sigma50mm単焦点 f/1.4 EX DG HSM
ISO 100 しぼりf/5.6 シャッタースピード1/30
裸眼 偏光レンズを当てずに撮影
TALEXでの見え方
TRUEVIEW(ガラスレンズ)
雑光カット率 99%
可視光線透過率 30%
TRUEVIEW SPORTS
雑光カット率 99%
可視光線透過率 30%
EASE GREEN
雑光カット率 90%
可視光線透過率 40%
LUSTER ORANGE
雑光カット率 95%
可視光線透過率 32%
MASTER BLUE
雑光カット率 99%
可視光線透過率 30%
DEEP GRAY(廃番色)
雑光カット率 99%
可視光線透過率 15%
現在のモデルのTRUEVIEW FOCUSは可視光線透過率が12%なのでさらに暗め
ACTION COPPER
雑光カット率 99%
可視光線透過率30%
PolaWing-spXでの見え方
※PolaWing-spXの雑光カット率は全て99%以上とのことなので割愛
SPX-101 フェザーグレイ
可視光線透過率38%
SPX-102 フィールドグレイ
可視光線透過率38%
SPX-103 シューターグリーン
可視光線透過率37%
SPX-105 サイトコパー
可視光線透過率30%
SPX-134 バーサタイルコパー
可視光線透過率26%
SPX-135 ラピスブルー
可視光線透過率23%
SPX-104 マディブラウン
可視光線透過率32%
SPX-132 ハンターグリーン
可視光線透過率26%
※ 全て同条件に近く撮影していますが天候は移り変わるものであり完璧に同じとは言えません。素早く30分以内に撮影しています。
まとめ
TALEXは色によって雑光カット率90%〜99%以上と変化します。可視光線透過率が高い明るい色では雑光がカットしきれないということでしょう。
一方、PolaWing-spXは全てのレンズが雑光カット率99%以上と色は違えどかなり明るいのにもかかわらず偏光度の高いレンズです。
あとは写真を見てもらい、判断になるのですが写真だとTALEXの方がギラつきなく鮮明に見えるような感じがします。実際に見てもTALEXはそれほど明るく感じませんが、そのままの見え方のまま輪郭が浮き出るような見え方をします。
一方、99 %の偏光度を謳うPolaWing-spXは写真では反射光がカットしきれていないように見えます。
かけた感じはPolaWing-spXの方が全般的に明るい感じがしますし、写真ほどギラつきは感じません。
PolaWing-spXの方は試供品なのでコートもない安いレンズ、つまり色見本ですのでそのことを差し引いて見てもらうのがいいかな??
結局はお金をかけて作ってみてハードコートされたレンズをしてみないと比較はできないかもしれません。
今回は川に行けていないので今度は実際に鮎釣りをする場所で食み跡があるような条件で比較検証したいと思います。
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