まっちゃんの鮎すがら 〜鮎釣り記事一覧へ〜 釣れてる河川、釣れる釣法、情報盛りだくさん!!
「見釣り」が一大旋風
2016ダイワ鮎マスターズで一躍注目を浴びた「見釣り」実際どんな釣りなんでしょうか?
2年前から秋川の見釣り歴50年超の名人に教えてもらい、泳がせ&見釣りを練習しているまっちゃんです。
見釣り3年目になってだいぶ「見える魚」が釣れるようになってきました。
まだまだ練習段階ではありますが見釣りの方法と練習について書いてみます。
見釣りをする場所とは
水深10センチほどのチャラ瀬。
流れはあまりなくても良い。
魚が見えることが大事。
見釣りが出来る条件
魚がいること。
(当たり前のようではありますが見えなければ見釣りが成立しない。)
魚を見つけるまで(ギラギラやハネも探す)は竿を伸ばしません。
釣れる群れとは?
群れには大まかに分けて2つあります、釣れる群れと釣れない群れです。その見分け方です。
→釣れる群れその1
「巻いている」群れ
秋川では群あゆでも釣れる群れを「巻いている」群れと表現する人が多いです。巻いているとは餌場に出てきて1つの石を中心にぐるぐる回っているような群れを指します。巻いている群れは必ず同じ場所に出てきて、あまり大きく移動しません。
巻いている群れを見つけるには、群れ鮎を見つけた後ずっと目で追って止まる場所を探します。
群れが止まった場所は餌場になっていることが多く一度散ってしまっても戻ってくることが多いです。
群れがまた来るであろう、もしくは巻いている場所を探したらそこで竿を出します。秋川の群れ鮎釣りはこのパターンが多いです。
→釣れる群れその2
黄色い魚がいる群れ。群れの中に黄色のがいる群れです。黄色いのが群れの他の鮎を威嚇したり追い合いをしています。基本的にこの群れも大きく移動することがなく、行ったり来たりを繰り返していることが多いです。黄色い魚がいたら群れの後ろからおとりを入れると一発でかかることもあります。通常数を伸ばしたりオトリ替えする時にこんな群れを探します。群れ鮎釣りと言えばこの釣りではないでしょうか。
→背びれが見えるほど浅瀬に出てきている群れ
水深5センチ位の浅瀬に出てきている群れは外敵を怖がっていないことが多く、ひたすら入れがかりになることがあります。秋川の解禁で160匹などと言う数字が出ているのもこの群れを釣っているからです。個人的には釣り堀状態に思えてあまり面白いと思った事はありません。ただ密集しているので針が当たって釣れるだけで白い魚が釣れます。魚も小さいことが多いです。
個人的にはあまり釣ろうと思わない群れです。
釣れない群れとは?
→釣れない群れ その1
移動が早く中層に浮いている群れ。
縄張り行動が見られず、ただ集まって行ったり来たりしている群れです。時々泳がせ釣りをしていると急にものすごい速さで弱ったオトリが泳いでいく経験をしたことがあるでしょうか?たいていは群れの移動が早すぎてもオトリは群れにつくだけで、ほぼかからない群れです。竿いっぱい、糸いっぱいまで行ったところで群れが戻ってきた場合などに時々かかることがあります。ひたすらこれについていくのが犬の散歩釣法などと名付けらている釣り方ではないでしょうか。確かに群れについていけばいつかUターンしたときにかかるかもしれませんがザブザブと釣り場を歩きまわるわけにはいきません。
→釣れない群れ その2
終盤で群れて川を下っている鮎。産卵行動に入るためまず釣れません。
見釣りで使う針
教えてていただいている方は重めの針立ちの良い3本イカリとの事(マルトのMK5)ですが、今日は4本で釣りました。確かに3本の方が浅場で根がかりしないので釣りやすいかと思います。オトリが元気なうちや、上手い人は4本でもいいのでしょうか。
見釣りで使う竿
基本的にあまり感度を必要としないので何でも良いと思います。強いて言えば先調子の方が小技を繰り出しやすいかもしれません。
私はダイワのタイプS、師匠はなんでも良いとメガトルク急瀬です笑
見釣りに適した糸
ナイロン0.2号にノーマル仕掛けが最強との事ですが水につかっている部分以外は水中糸が入らないのでハナカン回りが長ければ何でもいいと思います。
私は0.6号の直結40cmで泳がせています。
その他のテクニック
・ 竿いっぱいまで泳いでいた場合は、オトリを下流に引き戻しながら狙った鮎のところでUターンさせ、鼻っつらを上流に向けることでかかることがあるようです。私はできません。
・ 後ろまで近づいてくるけれどもかからない鮎の場合は30センチ位上流に素早く引くことで一瞬追い気を出すことができ、かけることができるようです。私はできません。
・ 群れがどんどん泳いで他の人のところに行きそうなときはおとりを先頭に出して引き戻すと、群れを丸ごと引き戻すことができるそうです。私はできません。
・アブラビレにサカサを打ち、尾で弾かせることにより釣れない群れを釣る方法、浅瀬の群れで効果を発揮したことがあります。
まだまだいろいろなテクニックがあるようですが、秋川は浅くて流れが少ないので鮎を釣るためにいろいろ工夫が必要な川だと思います。それだけにいろいろなテクニックが生まれたのではないでしょうか。
教えてもらっていることや、経験した限りではそんな感じでしょうか。またいろいろ変わるとは思います。
見釣りで使えるDAIWAの友バック
意外と使えるダイワの友バック。引きずっても音がしないので群れが逃げることがありません。
たくさん釣れる時に背中に入れて持っていくこともあるので便利。安いし。
ガンガン瀬でも抵抗少なく激流釣り下る時などにも便利。
連結しても良し。